就活体験記


2019年卒 7期生 就活体験記


総合出版社 内定 ファッション誌志望/女性

志望理由

 元々好きな事には時間を忘れて熱中するタイプだったので、漠然と好きな事に関われる仕事がしたいと考えていました。また昔から本や雑誌を読むのが好きで、「いつかみんながわくわくする書籍を作りたい」と思っていた自分にとって、編集者はまさに理想の職業でした。

 特に「ファッションが好き」「モノ作りが好き」「紙の出版物が好き」な私が惹かれ、憧れていたのがファッション誌の編集者です。

 大学時代、友人が精神的に傷つき心の病気になってしまったことなど、「生きる上で一番大切なものは気持ち」だと実感させられる出来事を多数経験しました。そこで、場合によっては社会との接点ともなる紙媒体によって、人の気持ちを明るく変える仕事がしたい!と強く思うようになり、出版社を第一志望に就職活動を進めていきました。

 

自己分析

 今までの人生を振り返り、「夢中になっていたこと」「継続していたこと」「楽しかったこと」「当時の自分のポリシー」などを書き出しました。幼稚園の頃に先生からもらった手紙や、小中学校の通知表のメッセージを読んでみたりも。それらの中から共通するものを見つけて、自分に合った働き方や譲れないものを考えていきました。

 特に「挫折経験」は、深掘りして考えてよかったと思う項目です。どの面接でも、志望動機やガクチカに続いて多く聞かれた質問でした。過去の挫折経験は忘れたい黒歴史のように思うかもしれませんが、今の自分という存在に大きな影響を与えた出来事だと思います。しっかりと振り返り見つめ直すことで、その挫折を踏まえて成長した長所が見えてきます。

 

 

企業研究

 出版社で働く4名の社会人にOBOG訪問をしました。「自分は本当に出版社で働きたいのか?昔からの憧れを引きずっているだけでは?」と半信半疑になっていた大学3年の冬。実際の業務内容や編集者の現状を知りたいと考え、ファッション誌の女性編集者の方にお話を伺いました。このとき毎月一冊の雑誌が作られるまでの過程を初めて知り、「大変そう、辛そう」よりも「楽しそう、やりがいがありそう」と強く感じ、やっぱり出版社で働きたい!と確信しました。

 

 企業研究としては、各出版社の出版物をひたすら読んで自分の意見を持つ、ということに時間をかけていました。雑誌読み放題サービスに登録し、普段自分では読まない雑誌も片っ端から読みまくっていました。雑誌は断然紙派ですが、このサービスを利用したことで電子書籍に対する意見も持てたのでよかったと思います。

 

 志望は雑誌でしたが、小説や漫画も面接で話せるよう最低一つは読んでいました。また志望度の高い雑誌は、国会図書館に篭り過去1年分ほど読み返し、好きな記事、嫌いな記事、感想などをまとめていました。

 

ES

 T.O.P&Mのイベントで内定者スタッフに見てもらいました。はじめは抽象的な事ばかり書いていて「これじゃあ誰でも書ける内容だよ、あなたがどういう人なのかわからない」などボロクソに言われましたが、正直に自分の考えや経験を話すと具体的にアドバイスをいただけて本当に助かりました。以降一文一文に「なぜ」を繰り返し、原体験や自分なりの意見を盛り込むことを意識しました。

 

 また追い込まれないとやらないタイプだったので、いつも締切直前に焦りながら清書を書き上げ、深夜に郵便局に駆け込んでいました。それゆえ締切日が被っている会社のESを泣く泣く諦めることも…。本当に反省しています。ネット提出だからと余裕をこいていたら意外と手間取り、ギリギリに提出し冷や汗をかくこともしばしば。(内定先もそれでした。提出があと3分遅れていたら…。)ESは余裕を持って書き上げるに越したことはないと身をもって感じました。

 

 

筆記試験

 恥ずかしながら、正直筆記試験(特にSPIと作文)は本当に準備不足でした。ESは全て通過しましたが筆記試験落ちを何度も経験し、自分の詰めの甘さを恨みました。

 

 時事問題は「朝日キーワード就職」、漢字は「漢検二級ポケットでる順」を使って対策。また本屋大賞や漫画大賞、各映画賞や音楽賞等は一通り抑え、各出版社の話題・人気作品、映画化・アニメ化作品なども調べるようにしていました。これらのエンタメ系問題はある程度手応えがありましたが、殆ど対策をしなかったSPI的な問題と作文、クリエイティブ問題が壊滅的な出来でした。

 

 ただ作文の中でも三題噺だけは予定稿を作り、しっかり対策していたことは不幸中の幸いでした。内定先の面接でも筆記試験で書いた三題噺をとても褒めていただけたので、出版社ではやはり作文の出来が重視されるのではないかと思います。

 

面接

 初めて参加したT.O.P&Mの面接練習で「面接っぽくなりすぎている」と指摘され、対話・会話を意識する大切さを学びました。就職活動当初は、自分をいかに良く見せるかに気を取られるがゆえ緊張で頭が真っ白になり、伝えたいことを何一つ話せないほど苦手だった面接でしたが、次第に「ありのままの自分を見てもらうことが大切」ということに気づき、少し肩の力を抜いて臨めるようになりました。

 

 回数を重ねるうちに慣れてくるとはいえ、ひどく心配性な性格だったため、想定できる質問は出来る限り事前に答えを考えるようにしていました。しかし本番の面接では、想定外の質問が飛んでくることも勿論ありました。そんなときはとにかく「難しいことを言う必要はない、落ち着いて、簡潔に、嘘をつかず、自分の言葉で」と言い聞かせ、笑顔で自分の意見を堂々と話すよう意識しました。

 

メッセージ

 結果としては志望の出版社から内定をいただけましたが、正直私の就活の大部分は失敗でした。業界をかなり絞って受けていたこともあり、周りの友人が続々と就活を終えている頃には1つも内定がなく、何度も「就職浪人」の文字が頭をよぎりました。

 就活に関して後悔していることは沢山ありますが、周りに流されずに最後まで自分らしくいれたことは唯一よかった点だと思っています。私は多くの就活生が参加する合説には行かず、所謂インターンにも参加していません。就活で忙しいからとアルバイトを休むこともなければ、選考の合間には映画館に足を運び息抜きをしていました。就活で今後の人生全てが決まるわけではありません。どのような人生を歩みたいかを一度じっくり考え、「自分らしい・自分に合った」就活に取り組んでみてください。内定者スタッフにも色々なタイプの人がいるので、自分に似ていると感じるスタッフにどんな小さなことでも相談してくださいね。