1期 2013年卒

小学館・東洋経済新報社内定/男子
私が出版社を志望した理由

 学部生のとき、就活はしませんでした。大学2年の頃から大学院を目指していたためです。大学院に入ってからしばらくは、研究者として大学に残るか、教員として社会に出るかの二択しか、将来進む道の選択肢は考えていませんでした。

 そんな私が出版社という道を考え始めたのは、ちょうど夏休みが始まるときで、友人の誘いがきっかけでした。一般的に出版社を目指す人は、「昔からの夢だった」というようなイメージがあるかもしれませんが、私はそうではなかったのです。

 「将来は大学で学んだことを活かせる仕事がしたい!」そのように考えていたことから、研究者か教員という道を考えていたのですが、友人と就活の話をするうちに、「出版社でも今まで学んできたことを活かせるんじゃないか」と思うようになりました。それどころか「出版社だったら大学で学んできたことだけでなく、今まで生きてきた人生で見たこと、聞いたこと、感じたことをすべて活かせるんじゃないか」と思ったのです。

 「本がなければ私の人生は語れない!」幼い頃は図鑑や絵本によって世界観を広げられ、自然と様々なものに興味・関心を持つようになりました。小中高は漫画に影響を受け、さらにそれが友達との共通の話題だったと思います。大学に入ってからは研究書や辞典などを使う機会が増え、それがなければ満足な研究はできなかったでしょう。成長し興味・関心が変わっても、書店に行けば必ず必要とする本がある。子どもから大人まで幅広い読者にそれぞれ見合ったコンテンツを提供できるのが出版社であると考え、私もその中の一冊を作りたいと思い、出版社を志望するに至りました。

私の就職活動

 大学院の研究をやりながらの就活であったため、学部生のようにあまり就活に時間を割けなかった私は「行きたい!」と思った企業を厳選してエントリーをすることにしました。プレエントリーまでの企業は20弱、実際にESを出した企業は10社以下でした。就職難のこのご時世では、この数は就活をなめていると思われたかもしれません。選考が過密日程になりやすいマスコミ業界の就活も、ESや企業研究を一社一社丁寧にこなしたことで比較的余裕をもって進めていくことができました。出版社をはじめ、新聞社、テレビ局も受けましたが、ESを書くにあたって一番自然に書くことができたのは出版社でした。もちろん限られたスペースに、書きたいことを厳選し、推敲して書いていく作業は簡単ではなかったですし、クリエイティブ作文のネタ選びにも苦労しましたが。

 面接に関してはある程度は想定質問を考えて、事前に準備しました。予想していたもののうち、実際に聞かれたものは数えるほどしかありませんでしたが、出版社に対する考えを整理する時間をとることができたし、気持ちにゆとりも生まれました。面接は基本的には「会話」だと考えていたので、自然な言葉と素直な気持ちで面接に臨むことができました。

 ESから面接を経て、私が内定をいただけた理由は「自然体でありのままの自分で臨めたこと」そして「これまでの人生を常に全力投球で生きてきたこと」、この2つに尽きると思います。どれだけ自分に自信をもって就活に向き合えるかが大切だと思います。

私がT.O.P&Mから学んだこと

 先に述べたように、就活に費やす時間は限られていたため、OB訪問をする時間はありませんでした。ESや作文の添削もなかなかしてもらう機会もない状況で出会ったのがT.O.Pでした。T.O.Pでは就活本などからでは得られない就活のノウハウや、現役編集者の生の声、同じ出版を目指す学生と切磋琢磨する刺激を得ることができました。参加はたったの2回でしたが、得るものは大きかったと思います。

 スタッフの皆さんもボランティアとは思えないほど、親身になって指導してくれましたし、就活が終わった後も交流を続けさせて頂いています。

後輩たちへ

 世の中には多くの就活本が出回っていますし、就活塾に通う学生も最近では多くなってきました。しかし、私の同期や出版他社の内定者を見てみると、就活本や就活塾に頼っていた人はあまり見られません。皆、個性を活かして自分自身しかもっていないオリジナリティを武器として、就活を潜り抜けてきたように感じます。クリエイティブな仕事である出版社に内定するには「型にはまらない私」が絶対に必要です。何が正しいかを意識するのではなく、何を見て欲しいかを考えて、選考に臨むことを心掛けてください。

 それでも「不安だし…」と思ってしまうのであれば、T.O.Pに参加してください。お金も必要ないうえに、本よりも新鮮な情報が手に入ります。塾よりも多様な考え方に出会えます。

 個性を殺さずに活かしましょう!正解はありません。自信をもってありのままの自分で就活に臨むこと。これ私が就活から学んだ、内定獲得への最重要キーワードです。

大手文芸出版内定/男子
私が出版社を志望した理由

 「人生終わったー。生きる意味無ーい。俺に価値なんて無ーい。」と思っている人に「まぁまぁ、気楽にいこうよ。」というメッセージを届けたかったからです。これだけだとマスコミ全般に通用する志望理由ですが…。

 実際の選考では「人びとの『消えゆく声』を社会に届けたい」とかアホ丸出しなことを言ってました…。

私の就職活動

【10月頃】

 大学院入学後は博士課程進学か就活か悩んでいたのですが、この頃就活することを決めました。文系修士ということと夏休みにインターンなど就活生っぽいことをしていなかったので始めた当初は妙に焦っていたような気がします。

【12月頃】

 はじめは新聞社を志望していましたが、この頃から説明会に通うにつれて「俺たちが日本のジャーナリズムを担ってんだぜ!!」という新聞社のノリについていけなくなりました。そんななかで、学術書からエロ本まで扱う出版社、特に、時に「下らない」と揶揄されるゴシップを扱う週刊誌に段々と惹かれるようになっていきました。

【年明け】

 本腰を入れ始めたのがこの頃から。友人と作文の勉強会をしてみたり、先輩にESを添削してもらったり。ただし、それらが必ずしも内定に繋がったかどうかは定かではありません。

【2~3月】

 この時期は本当に大変だった気がします。ESラッシュに加え1次面接が始まり出して、毎日毎日何かの締め切りに追われていました。出版社を中心に15~20社程度ESを出しましたが、心身ともにベストな状態で選考に臨めるのは20社位が限界なのではないかと思いました。「持ち駒」を増やせばよいというものではないと思います。破綻寸前の某メーカー的な「選択と集中」は必要かと。

【4月】

 内定が出たのは4月中旬。その1週間ほど前に最終面接で落とされ「あーもう嫌だ。あーもう嫌だ。」と思っていたので、内定の連絡が来たときは「これでもう就活続けなくて良いんだ…」と真っ先に思いました。

私がT.O.P&Mから学んだこと

①実戦経験 面接練習が一番役に立ちました。1次面接直前に実戦形式で練習できるというのは本当に大きな経験でした。緊張しいの僕は面接が大っきらいでしたがおかげで少しだけ余裕をもって本番に臨めました。

②就活テクニック 多くの内定者の方が来てくださって、実際に面接で聞かれた質問に対する答えなど体験談を語ってくれました。出版社の面接で聞かれる質問はパターン化されているものも多いので、これはと思う答えはそのままパクって本番で答えてました。

後輩たちへ

 就活で重要なのは以下の4つです。

【①運】受かるも八卦、「祈られる」も八卦です。倍率数百倍がザラの出版就活では優秀な奴が受かって無能な奴が落ちるとは限りません。深く思い悩むのはやめましょう。

【②キャラ設定】よく自己分析が大事と言われますが、どうせ「自己」なんてものは1カ月やそこら悩んだところでわかりません。しかも20歳そこそこの我々が、本気で「自己」を主張したところで「眠てえこと言ってんな」と思われるのがオチです。なにも成し遂げていない我々は何者でもない。自分は「その他大勢」であることを強く認識しましょう。ですが、就活は自己を主張しなければ受からないのもまた現実。よって自己分析ではなくキャラ設定をしましょう。例えば「リーダーシップ」のあるキャラで就活したいなら、必死で自分の大学生活の中から、少しでもリーダーシップというキーワードにかするエピソードを持ってくる。就活は、一にエピソード二にエピソードです。時には捏造も辞さないという姿勢が重要です。

【③建前】「御社が第一志望です!!!」と主張しつつ「ま、御社で働いたことも他社で働いたこともないから第一志望かどうかなんて結局わかんないけどね…」と毒づく。「○○に自信があります!!!」と言いつつ「ま、全受験者のなかで一番かと言われると、自信ないけどね…」と腹の中では思う。建前(ウソ?)は重要です。

【④笑顔】これ(笑顔)が一番大切です。ムスッとした奴よりも笑顔の奴のが他人に好かれます。(多分)誤解を恐れず言えば、面接でいかにヘラヘラできるかが勝負の分かれ目だと思います。

 

 本番になると何社からも「祈られる」かと思いますが、まぁ気楽にいきましょう。

JTBパブリッシング内定/女子
私が出版社を志望した理由

 就活をしている中で、周囲の少なくない人が「日本の技術・素晴らしいものづくりの力を世界へと広めたい。販路拡大!グローバル化!」といったことを志望動機として口に出していました。うがった見方かもしれませんが、私はこの言葉に一種のナショナリズムのようなものを感じてしまい、どうしても共感することができませんでした。

 そこから「自分の暮らす地域以外の良いところを人々に知ってほしい」という気持ちが自分の中にあることを発見しました。その目的を遂げるためのひとつの手段として、ガイドブックの制作に携わりたいと考えました。

私の就職活動

≪8月≫

 当時はマスコミを受けようとはかけらも考えていなかったため、保険、鉄道、銀行、ホテルなどのインターンに参加しました。そこでの一番の収穫は「なんか違うな。あまり楽しくないな」という違和感を感じることができたこと。周囲の多くは採用数の多い金融業界を志望していましたが、このインターンで受けないという決心がつきました。

 ≪12月~2月≫

 メーカー、旅行、通販、アパレル、出版など業界問わず25社ほどエントリーシートを送りました。ちなみに受けた出版社は大手3社+現在内定をもらった会社の4社のみ。本気で出版社を志している方に怒られそうです。2月の半ばから面接がスタート。出版社の選考時期は他業界に比べて早く、2月に大手出版社2社の面接がありました。3月には早々と落ち、「自分は出版社に行くような人間ではないんだ」との思いを募らせました。

≪3月~4月≫

 選考に受かり・落ちを繰り返す日々で、やたら涙腺のゆるくなる時期。お金も底を尽き、親に前借をしてしのぎました。Facebookで内定を報告する友人が徐々に出現し、「無い内定」の自分と比較して焦っていたのもこの時期です。そんな中、4月の終わり、ゴールデンウィークの直前に内定をいただきました。内定がもらえたことが信じられず、電話を切ってから、今の会話は幻だったのではないかと疑い、何回も着信履歴を調べました。

私がT.O.P&Mから学んだこと

①出版(マスコミ)を志す学生・出版社の内定者との交流

 TOPに参加している学生、スタッフの方と自分自身と比較すると、自分に足りないものが良くわかります。「井の中の蛙」にならないためにも、たくさんの人の志望動機や自己PRを聞いてみることは大切です。スタッフの皆さんはボランティアだとは思えないほど親身に指導してくださり、出版就活とは関係ない相談事に対しても、一生懸命頭を悩ませてくれました。

②リアルな面接練習

 面接練習・エントリーシート添削ともに、スタッフや現役の編集者の方に内容を厳しく突っ込まれます。どこが良くて、どこが悪かったのかのフィードバックがしっかりとあり、本番の面接前に自分の弱点を自覚することができます。この面接練習に参加してから、内容を練り直したのはもちろんのこと、「面接中はとにかく笑顔でいること」を心掛けるようになりました。

後輩たちへ
 ESや面接で落ちてしまうと、自分自身を否定されたような気持になります。その企業を志望する気持ちが強ければ強いほど、落胆します。ですが、そこで「私はダメだ…」と自己否定に走らないでください。ありのままの自分(こう書くと恥ずかしいですが)を受け入れてくれる会社は、どこかに必ずあります。内定の時期というのは、その会社に出会うのが早いか、遅いかの違いだと、就職活動を終えた今では思います。親、先輩、友人、TOPのスタッフ…使えるものはすべて使いましょう。あんなにつらかった就職活動も、今終わってみれば半分ほどしか記憶にありません。長い人生の中で就活をするのは1年ほど。そう考えて、とにかく気楽に、思いつめずに自分を信じて最後まで走りつづけてください。そうすれば必ず結果はついてきます。
トーハン内定/男子
私が取次を志望した理由

 自分のしている仕事が自社のメリットだけに繋がる仕事に就きたくなかった私は、多くの人々に携われる仕事・人々の成長に関われる仕事に興味を持っていました。就職活動を迎えるに当たって、自分が今まで何によって成長をもたらされたか振り返ってみると、書籍によって自分自身が多大な影響を受けていたと再確認し、出版業界を目指しました。

 また人に『お勧めの本』を紹介することが学生時代から好きだった私は、読者と書籍の出会いを生み出したいと思い、出版流通を担う『取次』を目指すようになりました。出版社の営業ならば自社の書籍を広めていくことしか出来ませんが、取次ならばほぼ全ての出版社の書籍から自分が本当に届けたい書籍を、読者に届けられると思ったからです。

私の就職活動

 自分は家庭の事情でどうしても就職浪人が許されない状況だったので、出版だけに絞って就職活動をすることは恐くて出来ませんでした。メーカー・小売・マスコミなど様々な業種にエントリーし、ESを提出した会社は70社近くに上ります。ただ、もちろんメインは出版をはじめとするマスコミであり、出版関連企業のESは30社近く提出しました。多い時期には1カ月に30社近くESを提出する月もあり、ES提出が就職活動で最も大変だったことを今でも覚えています。ただ自分は心配性のため『残っている会社が少ない』状態に陥ることだけは避けたかったので、大量のES提出によって持ちゴマが大量にあったことは面接前の精神的な余裕には繋がりました。もちろん全てのESに全力を注ぐことは体力的にも精神的にも出来ません。マスコミのESには全力を注ぎ、なんとなく興味を持った企業のESは気分転換も兼ねて思いつくまま・勢いに任せてとりあえずESを書いていました。ESを提出しないことには受かるものも受からないですからね。(ちなみに30分でESを書きあげた食品会社に限って、最終面接に進んでしまったりもします)

 ESを書き終えた後に待ち受けるのが面接ですが、最初のうちは面接が落ちる度に凹んでいました。面接は何度かこなすと1次・2次くらいの面接では自然体で話が出来るようになってきましたが、役員面接で醸し出される独特の威圧感には慣れることはありませんでした。(自分は最初に辿りついた出版社の最終面接でこの威圧感に飲まれ、今までの面接で言えていた志望動機すら頭が真っ白になって言えなくなってしまいました)

 選考を受けていくにしたがって途中で自分のやりたいことが変わってくることがあると思いますが、自分は『ESにはこう書いてあるんですけど、選考を受けていくにつれて実は・・・』と本音を面接官に話していました。

 最終的に内定を頂いたのが5月初旬でした。その時には何社か出版社の面接も残っていたので迷いに迷いましたが、面接での社員の雰囲気が良かったことが決め手となり入社を決めました。

私がT.O.P&Mから学んだこと

 自分の行きたい企業のために何でもしたい。口ではそう言う人は多くとも実際に行動に起こせる人はそんなに多くはありません。また、行きたい企業のために何でもしたい!と真剣に思っていても何から始めたら良いのか分からない人もいるでしょう。このT.O.P&Mは、本気で就活をするきっかけの第一歩となりうるセミナーだと思います。特に実際に出版の現場で働いている方から面接してもらうチャンス、他ではなかなか無いと思います。また、同じ業界を目指すライバルと触れあうことで自然とモチベーションが高まりました。

後輩たちへ

 就職活動で一番大切なものはとにかく『運』だと思います。面接を続けていくとたまに「これは行けるんじゃないか?」と思える企業と出会うことがあります。面接をしていて根拠なく「これはいける」と思った時は、迷わず突き進んでみてください。自信を持って面接を受けている様子は面接官にも伝わります。自分には『運』があるんだと思い込むこと。これが面接を突破するのに一番効果がある気がします。

 就活以外はついつい家に籠りがちになってしまいがちですが、たまには思い切って外に出てみましょう。マスコミ就活で一番大切なのは『感性』!家で面接の失敗を悔やんでいても良いアイディアは閃きません。街をよーく見てみると、今まで気が付かなかった刺激がたくさん落ちているはずです。自分で自分を追い詰め過ぎない。これ大事です。