採用担当者のホンネ

Mr.X かく語りき

大手総合出版社で採用を担当していたMr.XにT.O.P&Mスタッフがインタビューしてみました!会社によって方針や社風は全く違うのでX社の採用担当であったMr.Xの話を一般論という事はできませんが、実際に採用担当をされた方の意見なので「人事のホンネ」を探る意味ではかなり有効思われます!ぜひ参考に!

  どうすれば内定がもらえるんですか?    

以下の3つの条件を満たせれば良いと思う。

 1.やりたいことが一貫していること

 採用担当者はESから「この人は何をやりたいのか?」を読み取ろうとしている。だから、やりたいことがブレてしまっているようではダメ。もちろん、ESとは正反対のことを面接で言ってもダメ。

2.やりたいことに対して何ができるかを伝えられること

 ただ「やりたいです!」だけではダメ。やりたいことを実行するためにどんな努力ができるのか、現実的な思考や客観的な評価を持ち合わせていることも必要。それらを総合して、その人の「伸びしろ」を見たい。

3.企業とのマッチングを意識できているか
 言いかえれば、企業研究ができているかどうか。まずは受ける会社について、総合出版社や特定の分野に特化した出版社、電子出版に舵を切っている会社など、情報をしっかり得ること。それに対して「貴社では電子出版が今後伸びるだろうからスキルや情報を持っています勉強しています」などのアピールを考えること。

 例えば、ファッション誌をやりたい人が、ファッション誌を休刊しているような会社を受けても採用される可能性は薄い。企業が「今伸ばしたい」と思っているところと「自分がやりたいこと」がぴったりマッチすると理想的。

  面接官は何をみているの?    

 就職試験は「落とす試験」ではなく「採る試験」。
 人事は「この人の強みが何か」を探して、まず ESで読んで、面接で確かめて…という作業をしている。各回の面接通過はそれぞれが『こいつとは働ける』という条件をクリアしたという証明。だから面接の途中で落とされてもダメなのではなく、その段階まではクリアしていたという風にポジティブに捉えた方が良い。

  筆記試験は何%くらいできればいいですか?  

 筆記試験は平均点をとっているようではだめ。例えば5つのジャンルがあったとしたら、全て平均点というより、1つのジャンルはほぼ0点だけど、他にほぼ満点のジャンルがある学生の方が、僕からしたら魅力的。

 

クリエイティブ作文、何をみているの?  

 

 文章能力と構成力。作文のなかに自分のやりたい事などを反映させる必要は特にない。作文は1人の編集者が5人分くらいを読む。小説っぽいものよりも「その人の心の声」が聞こえてくるような作文が望ましい。

 

「あなたらしい服装で来てください」って何なの…?

 

ファッションを見ているというよりは、それを選んだ理由や説明を聞きたい。自分の好きな格好でいって、その理由を説明すればいい。

 

グループディスカッション、何をみているの?

 

 弊社でもしばらく実施していた。当初は協調性など、チームの中でのその人の様子を知りたいと思っていた。しかし実際にやってみてもよくわからなかったので、結局やめてしまった。

 

どんな人が、クリエイティブ職(編集者)になれる?

 

 具体的に「○○な人がなれる!」ということはないけれど、自分が知る限り、編集長には腰が低くてコミュニケーション能力がある人が多いと思う。人脈があったり、自分の主義・主張を大切にしている傾向がある。

 

「編集しかやりたくない!」or「営業でもなんでもやります!」

どっちがいいの?

 

 「なんでもやります!」ではブレていると思われてしまうかも。

「特別やりたいことがない!」という風にも受け取れるし、『とりあえずうちの会社に入りたいんだろうな』っていう印象。

 「編集希望してるけど、営業できる?」という質問に対してならば「営業のなかで取次営業でも書店営業でもどちらでもやります!」というような、一段掘り下げた回答のほうが好印象。「編集しかやりたくない!」という頑なな発言は吉とでるか凶とでるか…。

 

「雑誌・書籍じゃなきゃイヤだ!」or「雑誌・書籍どちらでもやります!」

どっちがいいの?

 

 「この雑誌or書籍をやりたい!」という意見を通したほうがいいと僕は思う。実際には「雑誌『○○』がやりたいんです!」という意見を聞きながら、その人物が編集者に向いているか否か(=採用するかどうか)を見極めているのであって、雑誌『○○』の編集に向いているかどうか、を見ているのではないから。ただ質問によっては多少のかけひきも必要かも。

 

ES → 作文 → 面接 の流れの中で、ESの役割や重要度は?

 

 1枚のESを読む時間は5分くらい。もちろん人事は全部読んでいる。
「やりたいことが何か」「強みは何か」を見てふるいにかけている。
 ESは一次面接から最終面接まで面接官の手元に残るもの。最終面接までを見据えて取り組む必要がある。つまりとても重要!

 

筆記試験や作文の結果は、後々まで影響する?

 

 弊社の場合、ES・作文・筆記・面接、それぞれでABC評価をつけている。どれかひとつでもCがつけば、ほぼ落ちるようなシステム。最終面接まで全ての評価を参考にしている。

 

ESを書く時、奇を衒って面白い内容で書くというのはあり?

 

 面白いのはいい。読むほうもラク。面接でボロがでないのならばOK。
ただ、「通過するES」は“面白いから”通過しているわけではないから、もちろん奇を衒った内容でなくとも通る。
 色やイラストが使われているESもあり、採用担当者のなかにはそのほうが読みやすいという人もいる。

 

どんな人が面接官に指名されているのか?

 

 最初は若手から中堅の一般社員が面接官を務める。面接が進むにつれて役員など肩書きのある社員が登場する。最初の段階の面接では、現場で働いている若手・中堅が「この人と働きたいと思うかどうか」が合否を分ける。

 

評価は絶対?相対

 

 面接の評価は絶対評価。ただ、最終面接に近づくにつれて“内定候補”の人数が徐々に絞られていくため、そのなかで相対評価になる場合もある。

 

面接は好感触だったのに…。落とされたのはなぜ?

 

 役員はOKだったけど人事がダメだった、とか?

 

採用のパワーバランスは?役員?それとも人事部?

 

 弊社の場合は人事。一番は人事部長と人事担当役員。

もちろん企業によって異なる。

 

「自分を動物にたとえてください」一体何を聞きたいの?

 

 なんでしょうねぇ(笑)

 正直、僕も聞く人の気持ちがわからない(苦笑)

 

人事部長と社員とで「会社の強み」に関する認識が違ったりするのか?

 

 面接官の年齢やポジションによって会社に対する考えかたも違うから、「強み」の認識が違う事はあるかも知れない。

 一次面接は若い世代がくることが多いが、面接が進むにつれて中堅→重鎮のような社員が出てくる。二次面接以降はノリや話す内容も変える必要があるかも。

 

会社規模も採用規模も同じなのに、落ちたり受かったりするのはなんで?

 

 会社によって採用基準が違うからだと思う。