【19卒向けNo.8】出版社、面接対策!~人間になろう!~

 

 こんばんは、内定者スタッフのりんごです。3月も今日で終わり!新しい月が始まろうとしていますね。T.O.P&Mの内定者スタッフも、いよいよ社会に飛び込む5秒前という感じです(実はもう飛び込んでいる者もおりますが…。)

 さて、今回のブログのテーマは、面接についてです!就活の最後にして最大の壁である面接の対策に関しては、不安のある方も多いのではないでしょうか。去年の私もそうでした。そこで今回は、「面接をする上で準備しておくべきこと」について書かせていただきたいと思います。題して「人間になろう!」

 もう人間だよ!という突っ込み、ありがとうございます(?)でも、面接をしているとき、皆さんは本当に人間として話せているでしょうか。人形のように固まってしまったり、金魚のように口をパクパクさせてしまったり…。はい、私の失敗談ですね。大事なことですが、企業が欲しいのは、あくまで人間です。それも、その人らしい魅力がちゃんと伝わってくる人間です。そこで、悔いのない面接をするためにもおすすめしたいのが、人間になる上で必要不可欠な、「骨・肉・魂」を準備しておくということです。なにを言い出すんだこいつはと思わず、最後まで読んでいただけると嬉しいです…(笑)

 

準備その1~骨~

 骨とは就活の軸、つまり志望動機のことです!ここがすかすかだと、ちょっとするどく突っ込まれただけでもすぐ骨折します!自分がこれからどんな風に働いて、生きてゆきたいのか。社会でどんな役割を果たして、読者に何を届けたいのか。それを実現するために、どうしてこの会社を志望したのか。真っすぐ話せるようにしておくことが大切です。骨を太く強くするポイントとしては、それを志望する理由を、実体験に基づいて、自分の言葉で話す練習をしておくこと。毎日牛乳を飲んで骨密度を上げるように、空き時間を見つけてこつこつやるといいです。私は部屋のぬいぐるみやポスター相手に寝る前に練習していました。

 

準備その2~肉~

 丈夫な骨ができて一安心するのはまだ早い!骨だけだと骸骨です💀。どんなに立派な志望動機があっても、それに納得してもらうために必要なもの、それが肉。肉とはつまり、志望動機に説得力を持たせるための、具体的にやりたい企画や、自分の魅力が伝わる自己PRのことです!就活の軸にしっかり肉付けができると、一気に人間に近づきます!

 ここで理想的な身体づくりのポイントは「ぜい肉は落とす、筋肉はつける、しかし完璧ボディーを詐称しない」ということです!どういうことか、それぞれ具体例を挙げます。

 

☆ぜい肉とは

・面接官との会話が成立していない、独りよがりな自慢話

 →面接で最も基本的なことは「聞かれたことに答える」ということです。当たり前のことだと思うかもしれませんが、実はこれ、緊張しているときにはなかなか難しい。短時間で伝えたいことを全て伝えようとするあまり、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいがちです。でも、人の話を聞かずに自慢話ばかりしている人に良い印象は抱けません。聞かれたことにまず簡潔に答え、そこを深堀りされたら熱く語るぐらいのつもりでちょうどいいと思います。

 

・採用側のことを考えない、ひたすら「御社、御社の本が大好きなんです」アピール

 →このぜい肉については、以前のブログ(19卒向けNo.4)に対策法含め書かれていますので後ほどご一読ください!https://terminalof.jimdo.com/2018-01-03/

 

☆良い筋肉とは

・志望動機に説得力を持たせる企画

 →志望動機との一貫性を出せる企画を思いつく限り沢山、可能な限り深く考えておくことをおすすめします。第一志望だけでなく、第二、第三志望の企画も用意しておくと安心です。 

 

・自己PRに繋がるエピソード、ネタ

 →自分らしさを伝えられる、話したいエピソードを事前にまとめておくといいです。大学で学んだこと、サークル活動や趣味、アルバイトの話…。全てのネタを話せるほど時間がなくとも、いつでも話せるように、沢山引き出しを作っておくと気持ちが楽です。面接前にESを読み返し、どういったことが深堀りされるだろうか、予測を立てておくこともおすすめです!

 

・業界問題に対する自分なりの考え

 →自分が入りたい業界がどんな課題に直面しているのかは、本や新聞、ネットなど常にアンテナをはり、情報収集しておくと良いです。出版業界は現在、決して単純に本を出版すれば売れる世界ではありません。本に関わる多くの人が、現状に危機意識を持ち、様々な取り組みをしています。それを踏まえた上で、自分なりの意見を言葉にしておくことは、難しいですが決して無駄にはなりません!私も実際に、書店の減少問題や電子書籍についてなど「どう思う?」「どうしたらいいと思う?」と聞かれました。

 

 さて、ぜい肉を減らし筋肉をつけたところで、けっこう大事かなと思うのが「完璧に見せようとしない」ということです!万能に見えるドラえもんが実はネズミが苦手だったり、超クールなゾロが方向音痴だったり…。少しの隙や恥、突っ込みどころがあってはじめてその人(ロボット?)に親しみが持てるものです。格好良い自分を見せたいかもしれませんが、飾りすぎず、盛りすぎず、ありのままの自分で臨みましょう!

 

準備その3~魂~

 このブログ長えな、と思わず、あともう少しだけ!(笑)

骨ができ、肉がつき、最後に人間になるために必要なもの、そう、ソウルです。寒いダジャレすみません。でも、面接で最も伝えるべきことは、かなりクサいですが、夢であり、情熱であり、意志だと思います。それをしっかり届けるために、骨や肉の準備が必要だということです。魂だけではだめですが、準備した上で最後は照れずに「どうしてもやりたいこと、届けたいものがある、ここでならそれを実現できる」のだと、魂を込めて伝えてみてください。きっと面接官も一人の人間として、その思いを受けとめてくれるはずです!

 

 正直、ここに書いた準備はあくまで基本的なものですし、細かく見れば面接対策などきりがありません。しかもどれだけ対策したとしても、報われないことなど山ほどあります。でも、駄目でもやるだけやれたと思えることが、就活をしていた私にとっては大切でした。本当に好きで、どうしても行きたいと思っていた会社からあっさりお祈りをもらったとき、目の前が真っ暗になりました。一晩中泣いて、なんでこんなに悔しいのかと考えたとき気づいたのは、ちゃんと伝えるための準備ができていなかったということでした。自分の思いだけを乱暴にぐいぐい押しつけていたんですね。そこに気づき、上に書いたような準備をするようになってからは、以前よりも落ち着いて、自然体で楽しく面接官と話せるようになりました。すると不思議とお祈りも減り、駄目でも全力は出せたと、気持ちを切り替えられるようになりました。

 

 もちろん面接対策のやり方は人それぞれですが、対策の一例として、ぜひ参考にしてみてください!息抜きも大事に、でも後悔のないように頑張ってくださいね!心から応援しています。すさまじい長文となってしまい、すみませんでした!(笑)