【19卒向け-No.1】出版の筆記試験って、どんな感じなの?

初めまして!T.O.P&M内定者スタッフのさつまいも君です。突然ですが、今回から、ブログを開始致します!出版業界をはじめとしたマスコミ業界の就活に役立つ情報などをブログを通じてお伝えすることができればと思っております。(更新は不定期です。T.O.P&Mの内定者スタッフが色んなテーマでブログを書く予定なので、お待ちください!)

 さて、記念すべき第一回目は、「筆記試験ってどんな感じなの?」という質問にお答えします。今回は出版社の就活に限って、ブログを書きますのでカバーできていないところもあると思いますがご了承ください!

 

出版社の筆記試験。実際はどんな問題が出るのでしょう。

その1:一般常識問題

「出版社の筆記試験は(非)常識問題だ!」なんて言われたりしますが、常識問題も出ます。例えば、2018卒の三大出版の試験では、五月の節句として「端午」の節句(カッコ内記述)を答えさせる問題や、国際原子力機関のアルファベット略称、「IAEA」を答えさせるような問題が出ました。でもそんなこと言われても、対策の仕方が分からないよ…。って思う方もいるかもしれません。私もそうでした。そんな方のために、私が就活生時代に使用してよかったなと思うテキストがあるので紹介しますね。パラパラと開いてみて、就活に役立ちそう、役立たなそうはご自身の判断でしてください。あくまで私の主観でいいなと思った参考書がこれです。

一般常識&最新時事一問一答 頻出1500問』(高橋書店)

先程お話した国際略語なんかも、わかりやすくまとめられて使いやすいです。「マスコミレベル」と掲げられた難しめの問題も多く採用されているので、一般常識問題対策をきっちりやりたい人におススメです。

 

その2:出版社系問題

本を出してる会社だけあって、「流行ってる本、ちゃんと知ってる?」ってことを聞くような問題もしっかり出ます。

ex)・塩田武士『罪の声』でモデルにされた事件は?(選択制)→グリコ・森永事件(講談社2018卒採用試験)

・森見登美彦『夜行』で、学生時代、主人公たちが通っていたのは?(選択制)→英会話スクール(小学館2018卒採用試験)

本屋大賞などの大きな賞を受賞した作品は、特に注意が必要ですね。賞を受賞した作品は、各会社のHPでも推されてることが多いので、そこの説明文を読んでみるのもおススメです!ただ、一番は話題の本は一冊きちんと読み切ることだと思います。面接なんかでも話せる内容になるでしょうし、読んだら息抜きにもなりますしね。楽しみながら就活しなくちゃ!(笑)ちなみに、「女性セブンはどこの版元か?」といった問題や、ドラえもんの映画に関する問題など、話題の本以外にも出版社周辺の問題は出るのでご注意ください。

 

その3:時事問題

私は時事問題は、参考書を一冊買って対策していました。先程紹介した参考書を使っていました。

ただ、採用試験には、参考書には出てこないような問題も多く登場します。(参考書に出てくる問題とは、リオ五輪の追加種目であったり、ノーベル生理学賞受賞者を答えさせる問題等の、社会で大きく取り上げられた問題です。)以下のようなものです。

 

ex)・乃木坂46のメンバーで、CanCamのモデルとして活躍したのは?(選択制)→橋本奈々未(小学館2018卒採用試験)

・「この世界の片隅に」に声優として出演している改名した女優の名前は?(筆記)→のん(集英社2018卒採用試験)

これらの問題は、やっぱり日々情報を仕入れるのが大事です。「世の中では今何が流行ってるんだろう。」「何が取り上げられているんだろう。」そんなことを考えながら、ニュースを見るのはもちろんのこと。出かけたタイミング等でいろんなものに興味を持ってみてください。ちなみに2018卒採用試験では、「シンゴジラが最初に上陸した場所は?(選択制)」なんかも出題されました。話題になってるものは、飛びついていってください(笑)

 

その4:漢字問題、SPI系問題について

参考書一冊解いてみるのがおススメです。漢字問題に関しては漢検2級ぐらいまでのレベルで解けるような問題しか基本出ません。漢字問題の参考書も出てるみたいなので調べてみてください。SPIも、参考書の解法を丸々、試験に応用できるみたいな場合もあるので、やっておいて損はないと思います。数学系が苦手な人は何周も繰り返し解いてみるといいかもしれません。

 

その5:独自問題

出版社独自の問題もあります。有名なのは三題噺やテーマ作文ですよね。三題噺は、出版社から与えられた三つのワードを上手く盛り込みながら、一つのお話を完成させるってやつです。ワードを盛り込むタイミングは自由です。2018卒集英社の筆記試験では、「二者択一」、「新型○○(自由に設定)」、「証拠」というワードが提示されました。これも、予定稿を作ったりいろいろ対策の仕方があるのですが、入門編で私がおススメしたいのがこの一冊です。

出版社 内定獲得!2018年採用』(TAC出版)

三題噺の予定稿の作り方についても説明しているので、参考になるかもしれません。与えられたお題で作文を書く、「テーマ作文」もどのようなものなのか把握できます。出版社の独自問題の仕様が分からないっていう人は、ぜひ参考にしてみてください。(参考にしすぎると、自分の作文の色がなくなってしまうので気を付けてください!)

その他にも、出版社の試験では、川柳を作らせる問題等々、様々な問題が出ます。ぜひ志望してる会社の情報を探してみましょう。

 

(最後に)

いかがでしたか。ざっくり問題の雰囲気はつかめたでしょうか。このブログが少しでも皆さんの就活の役に立てたなら幸いです。「筆記試験って、点数高いほうがいいのかな…?」なんて気にする人もいるかもしれませんが、実際はそこらへんの基準は分かりません。そういった答えのないような疑問に惑わされず、筆記試験に必要なことをやっていただければと思います。いつか、出版社ごとの問題傾向分析もやりたい!とさつまいも君は思っております。